マニュアル
Mac 用 Loopstack Pro
Loopstack Pro でできることのすべてと、その操作場所をまとめました。最初から順に読めばアプリの使い方がひととおり身につきます。気になるセクションに直接ジャンプしてもかまいません。なお、Loopstack Pro の画面表示は英語のみのため、本マニュアルでもボタンやメニューの名前は英語のまま記載しています。
PDF でダウンロード · iPhone や iPad をお使いの場合は Loopstack マニュアルをご覧ください。
1. はじめに
Loopstack Pro には macOS 14 Sonoma 以降が必要です。アプリを開くと、iPhone や iPad の Loopstack で iCloud を使っている場合は、プロジェクトがすでに表示されています。
いちばん手早く始める方法:
- 下部の Instruments タブを開き、KEYS または SYNTH をクリックします。
- Mac のキーボード(A から始まる列)、画面上の鍵盤、または MIDI キーボードで演奏します。
- R を押してループを録音し、その上にループを重ねていきます。
- ドラムをオンにし、気に入ったらスタックを Timeline に送ってソングを組み立てます。
ほとんどのスライダーとノブは、ダブルクリックでリセットされます。項目にポインタを重ねると、その働きが表示されます。Help › Key Commands(⇧⌘/)ですべてのショートカットを一覧できます。
2. メインウインドウ
ツールバー
- プロジェクトボタン:プロジェクト名と保存場所(iCloud または This Mac)を表示します。クリックすると、プロジェクトの切り替え、作成、名前変更、複製、削除ができます。
- ページ:Stack、Scenes、Timeline。
- トランスポート:再生、停止、取り消し、やり直し(ページによって少し変わります)と、録音先メニュー付きの Record。
- ディスプレイ:小節と時間。
- テンポ:数値をクリックして入力するか(40〜220 BPM)、矢印を使います。拍子(4/4、3/4、5/4、6/8)は最初のループを録音する前に設定します。
- 下部パネル(⌃⌘B)と右パネル(⌃⌘I)を表示するボタンと、Export…(⌘B)。
パネル
- 左:録音カラム(⌃⌘R)。ルーパー、ループの長さ、パート、ループフォルダがあります。Scenes ページではパッドエディタになります。
- 中央:表示中のページ。
- 右:インスペクタ。選択しているもの(ループ、鍵盤、ドラム、クリップ、トラック)の設定を表示します。何も選択していないときはマスターを表示します。
- 下部パネルのタブ:Perform、Mixer、Instruments、Editor、Macros(Scenes ページでは FX も)。
パネルの端をドラッグするとサイズを変更できます。下部パネルのポップアウトボタンを使うと、そのタブを独立したウインドウにしてセカンドディスプレイに置けます。View › Just the Middle (or Everything)(⌃⌘M)ですべてのパネルを一度に隠せます。
ファイルはウインドウに直接ドロップできます。オーディオは表示中のページへ、MIDI ファイルはピアノロールへ、ムービーは Timeline のビデオトラックへ入ります。
3. インストゥルメント
Loopstack Pro には 4 つのインストゥルメントがあります。Keys(22 種類の録音された楽器)、Synth、Drum Machine、Sampler です。それぞれ 2 つの場所で使えます。
- 下部パネルで小さく:Instruments タブを開きます。左のレールに KEYS、SYNTH、DRUMS、SAMPLER が並んでいます(緑の点は音が鳴っていることを示します)。1 つをクリックすると、キーボードでそのインストゥルメントを演奏でき、サウンドタイルとメインのノブが並ぶバーが表示されます。
- 専用ウインドウで大きく:バーにあるインストゥルメントのアイコンをクリックするか、Instruments メニューを使います。Keys は ⌥⌘K、Synth は ⌥⌘Y、Drum Machine は ⌥⌘B、Sampler は ⌥⌘E です。もう一度選ぶと閉じます。
どのインストゥルメントウインドウにも共通のヘッダーがあります。サウンド名と、サウンドを順に切り替える ‹ ›(名前をクリックすると一覧を表示)、保存ボタン、ページボタンです。ウインドウはドラッグしたサイズに合わせてレイアウトが変わり、Instruments › Float Over the Studio をオフにしない限り、スタジオの上に浮かんで表示されます。
ノブ:上下にドラッグします。⌥ を押しながらで微調整、ダブルクリックでリセットします。ノブを右クリックして Link to MIDI knob を選び、コントローラーのノブを回すと割り当てられます。
Blend
Blend ボタンで Keys と Synth を同時に鳴らせます。ブレンド中は、バーに両方の名前とその間のクロスフェーダー(例:60 · 40)が表示され、その横にシンセのオクターブが表示されます。
Chords + notes、Sustain、オクターブ
- Chords + notes は演奏を分割します。Mac のキーボードでは 1〜8 でキーのコードを、文字キーの列でメロディを弾きます。MIDI キーボードでは中央の C で分割され、それより下の白鍵でコード、上でノートを弾きます。
- Sustain は音を 1、2、3、5、8 秒間伸ばします。MIDI のサステインペダルも使えます。
- オクターブのブロックで KEYS と CHORDS のオクターブを設定します。リンクすると連動して動きます。Z と X で鍵盤のオクターブを移動します。
4. Keys
22 種類の録音された楽器が、Pianos & keys、Bass & guitar、Strings、Winds、Mallets の 5 つの棚に並んでいます。
- SOUND:楽器ごとのキャラクターカードで、その楽器に合ったノブが並びます。ピアノなら Hammer、Felt、Lid、Body、Mic、オルガンなら Leslie、Growl、Drawbars、ギターなら Amp、Cab、Pick、ストリングスなら Bow、Vibrato、Ensemble といった具合です。その下に Attack と Release、そして Output(Level、Pan、Tune(A4 を 428〜452 Hz)、クリーンな Boost)があります。
- TOUCH:Shape、Colour、Space の各パッドと XY FX(タッチパッドを参照)。
- EFFECTS:Colour(ドライブ、テープ、ウェア)、Space(リバーブ、エコー、コーラス)、Tape、Phaser。
5. Synth
シンセサウンドは Keys、Bass、Lead、Pluck、Pad、Strings & Brass、Bells、Cinematic、Clean & Club、FX の棚に分類されています。iPhone 版のサウンドは Classic に、自分で作ったサウンドは Your sounds に入っています。
- SOUND:波形画面と次の項目。
- Macros:Bright、Grit、Width、Motion、Space。サウンド全体を大きく動かす 5 つのコントロールです。
- Osc 1 と Osc 2:波形(Warm、Sine、Tri、Saw、Sqr、Pulse、Noise、FM)、FM と Ring、2 つ目のオシレーターのオクターブ、レベル、デチューン。
- Filter:12 dB または 24 dB、Cutoff、Reso、Env、Decay。
- Amp:Attack、Decay、Sustain、Release。
- MOTION:2 つの LFO(フリーまたはテンポ同期で、ピッチ、フィルター、音量、パンを動かします)、ピッチエンベロープ、そして Voice(Unison、Glide、Drift、Glitch)。
- TOUCH と EFFECTS は Keys と同じです。
バーの Knobs / Touch でメインのノブとタッチパッドを切り替え、Warm / Clean でテープ、ウェア、揺れ、ドリフトをまとめてオン/オフします。
6. タッチパッドと XY FX
タッチパッドは、ひとつの動きで複数の設定を変えます。各パッドには名前の付いた 9 つのゾーンがあり、パッド上をドラッグするとサウンドが滑らかに変化します。
- Tone(シンセ):暗い〜明るい、柔らかい〜硬い。
- Shape:打撃的・撥弦的〜ふくらむような立ち上がり、短い〜長い。
- Colour:新しく静的〜古びて揺らぐ、クリーン〜ダーティ。
- Space:ドライ〜巨大、近い〜広い。録音ブースから大聖堂まで。
XY FX は、10 種類のモードを持つパフォーマンス用エフェクトパッドです:DJ、Dub、Sweep、Wash、Crush、Scream、Chaos、Ondes、Bend、Harmony。モードにポインタを重ねると働きが表示され、パッド上のラベルで各方向の効果がわかります。
- クリックでエフェクトを固定、ドラッグで移動、点をクリックするか Esc を押すと解除します。
- ダブルクリックするとトラックパッドで操作でき、もう一度ダブルクリックすると終了します。
- Hold をオンにすると、手を離してもエフェクトが残ります。
7. How It Plays:コード、ストラム、フレーズ、アルペジオ
How It Plays は、鍵盤にどのインストゥルメントが割り当てられていても、演奏がどう鳴るかを変える機能です。Keys と Synth のバーにある Chord と Arp のスイッチはワンクリックでオンにでき、大きな Strum / Phrase ボタンにはそれぞれのランプが表示されます。いずれかをダブルクリック(または ⤢ をクリック)すると How It Plays ウインドウが開きます。
Chord
1 つのキーで、ソングのキーに合ったコードを鳴らします。構成音(Triad、7th、9th)、カラー(Sus2、Sus4、Add9、6)、音数、ボイシング(Close、Open、Wide、Smooth)、転回形、追加のベース音を選べます。Keep をオンにすると、移動しても同じコードの形を保ちます。
Strum + Phrase
- Strum は、弦を手でなでるように各コードをかき鳴らします。プリセットホイールを回して選びます:Piano ballad、Guitar strum、Harp、House stab、Neo-soul、Folk strum、Ukulele、Twelve-string、Gospel roll、Ambient bloom など。音数、方向(Up、Down、Turn、Random)、フリーかテンポ同期かを設定でき、自分のプリセットも保存できます。Strum をオンにすると Chord もオンになります。
- Phrase は、押さえたコードを演奏パターンに変えます。ロールコード、アルベルティ・バス、ストライド、ボサノヴァ、モントゥーノ、レゲエのスカンク、ハウスの裏打ち、ワルツ、映画音楽風オスティナート、ディスコのオクターブなど多数あります。長さ(1〜8 小節)とスピードを設定でき、自分のパターンも保存できます。
Arp
押さえた音をテンポに合わせて 1 音ずつ鳴らします。レート(1/4〜1/32、3 連符あり)、オクターブ 1〜4、パターン(Up、Down、Ping、Order、Random、Chord)、Gate、Swing、Accent を設定できます。Latch をオンにすると、手を離してもアルペジオが続きます。
8. Drum Machine
Drum Machine は Stack 用のドラムを(Scenes ページではシーン用のドラムも)演奏します。ドラムは Stack のドラムレーン、または Drum Machine ウインドウからオンにします。
STEPS ページ
- グルーヴとキットを選びます。キットは Dusty、Crunch、Neon、FM、Acoustic、Studio、Hand、Rock、Jazz、Brushes、Club、Pop、Boom です。
- ドラムごとに 1 行、1 ページ 16 ステップで、1 小節または 2 小節。ステップをクリックで追加/削除、⇧-クリックでアクセント、⌥-クリックで弱いヒットになります。ドラム名をクリックすると試聴でき、M と S でミュートとソロを切り替えます。
- Jam カード:Jam はドラマーのように、グルーヴに変化をつけて演奏します(4/4)。手数、フィルの頻度、他のグルーヴへ移るかとどまるかを設定します。
- Play カード:FILL、そしてパッドを押し続けている間のロール(1/8、1/16、1/32)、Drop、Half-time。
- Sound カード:Swing、Pitch、Room、Level、Drive、Dirt、Vinyl、Tape、Wear。
SOUND ページ:ドラムをデザインする
各ドラムを一から作れます:Body(ピッチが下降するチューニングされたトーン)、Noise(スナップ感やシズル感)、Metal(シンバルのトーン)、Out(クリック、ドライブ、レベル、パン)。キットを保存したら Send to drums を選びます。
代わりにサンプルを使うには、ドラムレーンを選択し、インスペクタの Drum sounds で Replace › ファイルまたはサンプラーのサウンドを選びます。
9. Sampler
- Sample は入力から最大 6 秒を録音します。Import はオーディオファイルの最初の 1 分を読み込みます。Kit はドラムキットをパッドに割り当てます。
- Chop:Off(1 つのサンプルを鍵盤全体で鳴らす)、Hits(各音の鳴り始めでカット)、Even(均等に分割)。
- パッドは 16 個。クリックすると編集できます。画面上の開始ハンドルと終了ハンドルをドラッグします。
- パッドごとに:Level、Pan、Tune、Fine、Filter と Reso、Attack と Release、鳴らし方(One-shot、Hold、Loop)、チョークグループ。
- Repeat は押さえているパッドをテンポに合わせて連打します(1/8〜1/32)。Full Level はすべてのヒットを最大ベロシティで鳴らします。
10. 録音
R を押すか、Record をクリックします。Record の横のメニューで録音先を選びます。
- New loop in the Stack:スタックの長さぶんのループを 1 つ録音し、自動的に停止します。
- Stack → timeline:演奏中のスタックを、リアルタイムに Timeline へ録音します。
- Scenes → timeline:Scenes でのパフォーマンスを、パートごとに別トラック、または 1 本のミックス済みトラックとして録音します。
- Timeline:新規トラック、または選択中のインストゥルメントトラックに録音します。
選択はページごとに記憶されます。同じメニューには、カウントイン(最初のループ用の長めのカウントインも)、クリック、Loops start on the first note(最初の音からループを開始)、Timeline 用の Punch in the cycle(サイクル範囲でパンチイン)もあります。
録り逃した? Keep what I just played(⇧R)を使えば、録音していなかったときでも、直前に弾いたノートを取り込めます。
ルーパー(録音カラム)
- Looper:クリックで録音開始、もう一度クリックでループを閉じ、さらにクリックするとレイヤーを追加します。素早く 2 回クリックすると取り消します。
- Free length:ループペダルのように、最初のループは演奏した長さになり、それがテンポを決めます。
- Length(1〜16 小節)と拍子は、最初のループの前に設定します。
- パート:最大 8 つ。パートごとにループ、テンポ、長さを持てます。
- Loops folder… は、現在のループを保存して、どのプロジェクトでも使えるようにします。
- Clear stack(取り消すと元に戻ります)。
11. Stack
Stack は、最大 64 個のループを一緒に鳴らす場所です。上部で List と Pads を切り替えます。
List
- 各ループには M(ミュート)、S(ソロ)、複製ボタンがあります。ループをクリックすると、インスペクタで音を作り込めます。
- 鍵盤で演奏したループにはピアノのアイコンがあり(ピアノロールでノートを編集できます)、鍵盤に追従させることもできます。ループのノートが、鍵盤に割り当てられているサウンドで鳴ります。
- ループを右クリックすると、クオンタイズ、そのサウンドを鍵盤で使う、ループフォルダに保存、Timeline や Scenes へ送る、削除ができます。
- Import audio:空のスタックでは最初のファイルがテンポを決め、以降のファイルはそのテンポに合わせられます。
ループを作り込む(インスペクタ)
- Sound:Level、Pan、Tone、Punch(またはコンプレッサーをフル表示)、Drive、Delay、Reverb、Reverse、Half speed。
- Morph · live:Filter、Crush、Echo、Width、ビートの Repeat、Gate パターン。録音そのものは変更しません。
- Morph · shape:Speed、Pitch(セント単位。数値をクリックして入力)、1、2、4 小節への Fit。
Pads
ループを A〜D のバンクに並べた 4×4 のグリッドで、ライブ演奏に使います。パッドをクリック(または対応するキー:1–4、Q W E、A–F、Z–V を押す)すると、次の拍または小節で再生/停止します。パッドの上でスクロールするとレベルを調整できます。Capture → Scene は、鳴っている音を指定した小節数ぶん録音し、Scenes の次の空きパッドに入れます。
送る
Send stack to Scenes は、スタックの 1 周分を次の空きパッドに入れます。Send stack to timeline は、1 周分をブロックとして選択中のトラックの最後に追加します。
12. Scenes
Scenes はパフォーマンスのためのページです。16 パッドのバンクが 4 つあり、各パッドに起動できる曲のセクションを入れておけます。
- パッドを埋めるには、スタックを送る、オーディオファイルやソングブロックをドロップする、Fill from song を使う、または空のパッドをクリックします。
- 起動はクリックかキーボードで行います。タイミング(Now、1、2、4 小節)、1 度に 1 つのパッドだけ鳴らすか重ねるか、新しいパッドが前のパッドの位置を引き継ぐかを設定できます。
- パッドエディタ(左カラム):名前と色、スピード、ピッチ、リバース、ループとドラムのオン/オフ、パッド独自のビート、ループ再生か 1 回再生か押している間だけ再生か、レベル、そして指定回数再生したあとの動作(続ける、次、前、ランダム、最初、停止)。
- パッドを右クリックすると、コピー、ペースト、複製、色付け、キャプチャ、クリアができます。
- Match levels はバンク内の音量を揃えます。Rider は演奏中の全体のレベルを一定に保ちます。
- Build 4、8、16 小節でビルドアップを始めます。もう一度クリックするとドロップします。
FX タブ
This pad(このパッド)または Everything(すべて)にかけるライブエフェクトです。フィルターの XY パッド、Hold エフェクト(ビートリピート、テープストップ、バックスピン、リバース、ダイブ、ミュート、ゲート)、キル付きの 3 バンド・アイソレーター、Character(ヴァイナル、ローファイ、エコー、レゾネーター、幅、スカッシュ)、そして間をフェードできる 2 つのスナップショットがあります。
Keys チップには、起動とエフェクト用のキーボードマップが表示されます。MIDI パッドコントローラーでは、C1 から上でパッドを演奏できます。
Let iPhone and iPad play this Mac をオンにすると、iPhone から Scenes を演奏できます(iPhoneを参照)。
13. Timeline
Timeline は、トラックとクリップを使ってソングをアレンジし、仕上げる場所です。
トラック
Add track では次のトラックを追加できます:Instrument、Drum、Audio、Stack(Stack を録音)、Scenes(Scenes を録音)、Video(音楽を付けるムービー)、Bus(グループ)。
- インストゥルメントトラックは、トラックヘッダーでサウンドを選びます。Keys や Synth の任意のサウンド、Sampler、Audio Unit インストゥルメントから選べます。
- オーディオトラックは入力を選びます。そのまま、Guitar または Bass のリグ経由、あるいは Stack や Scenes です。
- トラックを右クリックすると、名前の変更、移動、バスへのルーティング、別トラックに対するダッキング、フリーズ、その場でバウンス、削除ができます。
- A メニューで、ボリューム、パン、フィルター、センドのオートメーションレーンを表示します。プラグインの設定もオートメーションできます。
クリップ
- ドラッグで移動、端をドラッグでサイズ変更またはリピート、角の四角をドラッグでフェード。ダブルクリックで編集します。
- Duplicate linked(⌥⌘D):1 つを編集すると、コピーも同じように変わります。
- 再生ヘッドの位置で分割(⌘E)するか、小節ごとに分割してテイクをコンピングします。サイクル録音では、1 周ごとに 1 テイクが作られます。
- オーディオクリップを右クリックすると、無音部分の削除、ノートのピッチ編集、MIDI への変換(メロディ、ドラム、コード)、ステムへの分割ができます。
オーディオとテンポ
- Follow the song's tempo (warp) は、オーディオをソングのテンポに合わせます。元の演奏テンポと小節数を指定し、必要に応じてワープマーカーをドラッグします。
- Split into stems は、Drums、Bass、Voice、Other のトラックに分けます。Voice には、お使いの Mac が対応していれば Apple の声分離機能が使われます。
ソングツール
ルーラーでサイクル範囲(ドラッグ)と再生ヘッド(クリック)を設定します。マーカーとテンポチェンジはそれぞれ専用の行に追加します。Bars, markers and tempo では、小節の挿入や削除、ソング全体のトランスポーズ、再生ヘッド位置でのテンポ変更ができます。BLOCKS ストリップには iPhone から送られたソングのセクションが入っています。トラックにドラッグして使います。
14. ピアノロールとエディタ
クリップをダブルクリックするか、ループのピアノアイコンをクリックすると、Editor タブで編集できます。
- ピアノロール:クリックでノートを追加、ドラッグで移動、終端をドラッグで長さを変更、ダブルクリックで削除、⌘-ドラッグで選択します。Q でクオンタイズ、矢印キーでノートを移動します。Tools では、スウィング、ヒューマナイズ、ストラム、キーに合ったコード、セブンスコード、レガート、オクターブ重ねを追加できます。下にはベロシティレーンがあります。
- ドラムステップ:ステップをクリックで追加/削除、上下にドラッグでベロシティ、⇧ でアクセント、⌥ でロール、⌘ で発音確率を設定します。各ドラムにはレベル、チューン、ディケイ、トーン、パン、ドライブがあります。
- ノートのピッチ(オーディオクリップ):Find the notes でノートを検出し、ノートをドラッグしてピッチを変えるか、Correct to key でキーに補正します。
15. ミキサー、エフェクト、プラグイン
Mixer タブには、ループごと(Timeline ではトラックごと)のチャンネルストリップに加え、キーボード、ドラム、クリック、マスターのストリップがあります。シェブロンをクリックすると、センド付きの大きなミキサーになります。
- EQ:ローカットからハイカットまでの 7 バンド。点をドラッグし、スクロールで帯域幅を変更、ダブルクリックでフラットに戻します。プリセットには Warm、Bright、Less mud、Kick weight、Vocal presence などがあります。
- コンプレッサー:スレッショルド、レシオ、アタック、リリース、メイクアップ。Gentle glue や Punchy drums などのプリセットもあります。
- センド:共有のリバーブとディレイへ送ります。
- マスター:レベル、出力をトゥルーピーク −1 dB 以下に抑えるリミッター、マスター EQ とコンプレッサー、マスターのプラグイン、そして Stack マスター(Glue、Loudness、Width、Filter、Pump)。
Audio Unit プラグイン
Add a plugin effect で、Mac にインストールされている Audio Unit エフェクトを任意のトラックやマスターに追加できます。プラグイン名をクリックするとそのウインドウが開くほか、設定をスライダーで表示することもできます。プリセットの保存と読み込み、オフへの切り替え、並べ替え、削除ができます。インストゥルメントプラグインは、インストゥルメントトラックのサウンドメニューから選びます。
16. Perform と Macros
Perform タブは、ライブ演奏に必要なものをカードにまとめて 1 画面に集めます。Stack ページでは、鍵盤のサウンド、Phrase、Strum、Record、Drums、ループの長さとテンポ、Stack モーフ、XY パッド、ループ。Scenes ページでは、起動、ビルドアップ、ドラム、録音、パッド。Timeline では、インストゥルメントトラックごとのカードが並びます。
Macros は 8 つのノブで、それぞれ任意のトラックやマスターから選んだ設定を、個別の範囲で動かせます。名前をダブルクリックすると変更できます。MIDI CC 20〜27 で操作できます。
17. MIDI と Mac のキーボード
Mac のキーボード
中段の文字キーでノートを演奏します。A が C、W が C♯ で、' まで続きます。Z / X でオクターブ、C / V でベロシティを変えます。Instruments、Perform、Editor のいずれかのタブを表示しているとき、録音待機中のインストゥルメントトラックを選択しているとき、またはインストゥルメントウインドウを開いているときに、キーでノートを演奏できます。
MIDI キーボードとコントローラー
つなぐだけで演奏できます。Instruments › Tuner & Input で、鍵盤が受信するチャンネル(すべて、または 1〜16)とドラムのチャンネル(デフォルトは 10)を選べます。Drum Machine ウインドウが前面にあるときは、すべてのノートでドラムが鳴ります。ピッチホイールは最大 4 半音ベンドし、モジュレーションホイールはビブラートとリバーブのスウェルを加えます。
ノブを右クリックすると、コントローラーのノブに割り当てられます。Macros は CC 20〜27 に対応します。Scenes ページでは、パッドコントローラーで C1 から上のパッドを演奏できます。
18. Guitar Rig、チューナー、ペダル
- Guitar Rig(⌥⌘G):オーディオインターフェイス経由のギターやベース用です。ゲートとコンプレッサー、ペダル(ドライブ、ディストーション、ファズ、オクターブ、ブースト)、アンプ(Clean、Crunch、Lead)、マイク付きキャビネット、モジュレーション、ディレイ、リバーブを備え、プリセットもあります。
- Tuner & Input(⌥⌘T):入力デバイスとチャンネルの選択、レベルの確認、自分の音のモニター、テイクのタイミング調整、チューニング(基準 A を 415〜466 Hz)、MIDI の設定ができます。
- Pedals(⌥⌘P):フットペダル(MIDI ペダルまたはキー入力タイプのペダル)を、Looper、Record、再生/停止、停止、取り消し、次/前のシーン、ドラムフィル、ドラムのオン/オフ、タップテンポに割り当てます。デフォルトでは Page Down が Looper、Page Up が取り消し、End が停止です。
19. プロジェクト、iCloud、iPhone
- File メニューかプロジェクトボタンで、プロジェクトの作成、オープン、名前変更、複製、削除を行います。Save Version(⌥⌘S)で日付入りのコピーを保存します。作業内容はすべて自動的に保存されます。
- File › Keep Projects in iCloud で、Mac、iPhone、iPad のプロジェクトを同期させます。1 つのプロジェクトは一度に 1 台のデバイスで作業してください。2 か所で変更された場合は、両方のバージョンが残ります。
- iPhone で Send to song(ソングに送る)したセクションは、Mac ではソングブロックとして届きます。Stack のソングストリップ、Timeline の BLOCKS ストリップ、Scenes に表示されます。
- iPhone や iPad から Mac を演奏できます。Scenes ページで Let iPhone and iPad play this Mac をオンにし、iPhone でプロジェクト › Play Loopstack Pro on your Mac(iPhone では「Mac で Loopstack Pro を演奏」と表示)を開きます。
File メニューから、MIDI ファイルを Stack(⇧⌘I)や Timeline(⌥⌘I)に、オーディオを Stack、Scenes、Timeline に読み込めます。
20. 書き出し
File › Export…(⌘B)で Timeline を書き出します。
- フォーマット:WAV 24 ビット、WAV 16 ビット、AAC(M4A)。
- The mix(ミックス)、または Stems(トラックごとに 1 ファイル)を、選んだフォルダに書き出します。
- 必要に応じて、サイクル範囲だけを書き出したり、−0.3 dB にノーマライズしたりできます。
- Export MIDI…、そしてプロジェクトにビデオがある場合は Export Movie…。
Timeline が空の場合は、代わりに iPhone のソングを書き出します。
21. 設定と外観
- Settings(⌘,):出力・入力デバイスとバッファサイズ。バッファを小さくすると演奏の反応がタイトになります。プチプチというノイズが聞こえたら大きくしてください。
- View › Theme:Loopstack、Fjord、Paper、Neko、Dusk、Phosphor、Teletext、Graph、Legal、Engineer、Gothic。
- View メニューでは、スコープ、画面上の鍵盤、各パネルの表示/非表示も切り替えられます。
22. 体験版とライセンス
無料体験版では、実際の使用時間 5 時間ぶん、すべての機能を使えます。カウントされるのは、アプリを開いて作業している時間だけです。体験版での書き出しは 1 分までで、MIDI の書き出しにはライセンスが必要です。体験版の開始にはインターネット接続が必要です。
購入すると、ライセンスキーがメールで届きます。Loopstack Pro › Licence… に入力して Activate をクリックしてください。再インストールは不要です。Licence ウインドウには、新しいバージョンがいつまで含まれるかが表示されます。
- $75 のライセンスには、1 年間の新バージョンが含まれます。その後もアプリはそのまま使え、お使いのバージョンのバグ修正も受けられます。1 年分のアップデートはいつでも追加できます。
- $200 のライセンスには、すべての新バージョンが永久に含まれます。
新しい Mac に移行するときは、先に Deactivate on this Mac… を実行してください。ライセンスの有無にかかわらず、プロジェクトは iCloud と iPhone に常に安全に保存されています。
23. キーボードショートカット
| キー | 動作 |
|---|---|
| Space | 再生/一時停止 |
| Return | 停止 |
| R | 録音 |
| ⇧R | 直前の演奏を残す(Keep what I just played) |
| ⌘K | メトロノームのオン/オフ |
| ⌘Z / ⇧⌘Z | 取り消す/やり直す |
| ⌘D / ⌥⌘D | 複製/リンク付き複製 |
| ⌘E | 再生ヘッドの位置で分割 |
| ⌘B | 書き出し |
| ⌘N / ⌥⌘S | 新規プロジェクト/バージョンを保存 |
| ⌥⌘K Y B E | Keys、Synth、Drum Machine、Sampler の各ウインドウ |
| ⌥⌘G T P | Guitar Rig、Tuner & Input、Pedals |
| ⌃⌘B / R / M | 下部パネル/録音カラム/中央のみ表示 |
| A 〜 '、W 〜 P | ノートを演奏 |
| Z / X、C / V | オクターブ、ベロシティ |
| ⇧⌘/ | すべてのキーコマンド |