Loopstack

マニュアル

Mac 用 Loopstack Pro

Loopstack Pro でできることのすべてと、その操作場所をまとめました。最初から順に読めばアプリの使い方がひととおり身につきます。気になるセクションに直接ジャンプしてもかまいません。なお、Loopstack Pro の画面表示は英語のみのため、本マニュアルでもボタンやメニューの名前は英語のまま記載しています。

PDF でダウンロード · iPhone や iPad をお使いの場合は Loopstack マニュアルをご覧ください。

1. はじめに

Loopstack Pro には macOS 14 Sonoma 以降が必要です。アプリを開くと、iPhone や iPad の Loopstack で iCloud を使っている場合は、プロジェクトがすでに表示されています。

いちばん手早く始める方法:

  1. 下部の Instruments タブを開き、KEYS または SYNTH をクリックします。
  2. Mac のキーボード(A から始まる列)、画面上の鍵盤、または MIDI キーボードで演奏します。
  3. R を押してループを録音し、その上にループを重ねていきます。
  4. ドラムをオンにし、気に入ったらスタックを Timeline に送ってソングを組み立てます。

ほとんどのスライダーとノブは、ダブルクリックでリセットされます。項目にポインタを重ねると、その働きが表示されます。Help › Key Commands(⇧⌘/)ですべてのショートカットを一覧できます。

2. メインウインドウ

ツールバー

パネル

パネルの端をドラッグするとサイズを変更できます。下部パネルのポップアウトボタンを使うと、そのタブを独立したウインドウにしてセカンドディスプレイに置けます。View › Just the Middle (or Everything)(⌃⌘M)ですべてのパネルを一度に隠せます。

ファイルはウインドウに直接ドロップできます。オーディオは表示中のページへ、MIDI ファイルはピアノロールへ、ムービーは Timeline のビデオトラックへ入ります。

3. インストゥルメント

Loopstack Pro には 4 つのインストゥルメントがあります。Keys(22 種類の録音された楽器)、Synth、Drum Machine、Sampler です。それぞれ 2 つの場所で使えます。

どのインストゥルメントウインドウにも共通のヘッダーがあります。サウンド名と、サウンドを順に切り替える ‹ ›(名前をクリックすると一覧を表示)、保存ボタン、ページボタンです。ウインドウはドラッグしたサイズに合わせてレイアウトが変わり、Instruments › Float Over the Studio をオフにしない限り、スタジオの上に浮かんで表示されます。

ノブ:上下にドラッグします。⌥ を押しながらで微調整、ダブルクリックでリセットします。ノブを右クリックして Link to MIDI knob を選び、コントローラーのノブを回すと割り当てられます。

Blend

Blend ボタンで Keys と Synth を同時に鳴らせます。ブレンド中は、バーに両方の名前とその間のクロスフェーダー(例:60 · 40)が表示され、その横にシンセのオクターブが表示されます。

Chords + notes、Sustain、オクターブ

4. Keys

22 種類の録音された楽器が、Pianos & keys、Bass & guitar、Strings、Winds、Mallets の 5 つの棚に並んでいます。

5. Synth

シンセサウンドは Keys、Bass、Lead、Pluck、Pad、Strings & Brass、Bells、Cinematic、Clean & Club、FX の棚に分類されています。iPhone 版のサウンドは Classic に、自分で作ったサウンドは Your sounds に入っています。

バーの Knobs / Touch でメインのノブとタッチパッドを切り替え、Warm / Clean でテープ、ウェア、揺れ、ドリフトをまとめてオン/オフします。

6. タッチパッドと XY FX

タッチパッドは、ひとつの動きで複数の設定を変えます。各パッドには名前の付いた 9 つのゾーンがあり、パッド上をドラッグするとサウンドが滑らかに変化します。

XY FX は、10 種類のモードを持つパフォーマンス用エフェクトパッドです:DJ、Dub、Sweep、Wash、Crush、Scream、Chaos、Ondes、Bend、Harmony。モードにポインタを重ねると働きが表示され、パッド上のラベルで各方向の効果がわかります。

7. How It Plays:コード、ストラム、フレーズ、アルペジオ

How It Plays は、鍵盤にどのインストゥルメントが割り当てられていても、演奏がどう鳴るかを変える機能です。Keys と Synth のバーにある Chord と Arp のスイッチはワンクリックでオンにでき、大きな Strum / Phrase ボタンにはそれぞれのランプが表示されます。いずれかをダブルクリック(または ⤢ をクリック)すると How It Plays ウインドウが開きます。

Chord

1 つのキーで、ソングのキーに合ったコードを鳴らします。構成音(Triad、7th、9th)、カラー(Sus2、Sus4、Add9、6)、音数、ボイシング(Close、Open、Wide、Smooth)、転回形、追加のベース音を選べます。Keep をオンにすると、移動しても同じコードの形を保ちます。

Strum + Phrase

Arp

押さえた音をテンポに合わせて 1 音ずつ鳴らします。レート(1/4〜1/32、3 連符あり)、オクターブ 1〜4、パターン(Up、Down、Ping、Order、Random、Chord)、Gate、Swing、Accent を設定できます。Latch をオンにすると、手を離してもアルペジオが続きます。

8. Drum Machine

Drum Machine は Stack 用のドラムを(Scenes ページではシーン用のドラムも)演奏します。ドラムは Stack のドラムレーン、または Drum Machine ウインドウからオンにします。

STEPS ページ

SOUND ページ:ドラムをデザインする

各ドラムを一から作れます:Body(ピッチが下降するチューニングされたトーン)、Noise(スナップ感やシズル感)、Metal(シンバルのトーン)、Out(クリック、ドライブ、レベル、パン)。キットを保存したら Send to drums を選びます。

代わりにサンプルを使うには、ドラムレーンを選択し、インスペクタの Drum sounds で Replace › ファイルまたはサンプラーのサウンドを選びます。

9. Sampler

10. 録音

R を押すか、Record をクリックします。Record の横のメニューで録音先を選びます。

選択はページごとに記憶されます。同じメニューには、カウントイン(最初のループ用の長めのカウントインも)、クリック、Loops start on the first note(最初の音からループを開始)、Timeline 用の Punch in the cycle(サイクル範囲でパンチイン)もあります。

録り逃した? Keep what I just played(⇧R)を使えば、録音していなかったときでも、直前に弾いたノートを取り込めます。

ルーパー(録音カラム)

11. Stack

Stack は、最大 64 個のループを一緒に鳴らす場所です。上部で List と Pads を切り替えます。

List

ループを作り込む(インスペクタ)

Pads

ループを A〜D のバンクに並べた 4×4 のグリッドで、ライブ演奏に使います。パッドをクリック(または対応するキー:1–4、Q W E、A–F、Z–V を押す)すると、次の拍または小節で再生/停止します。パッドの上でスクロールするとレベルを調整できます。Capture → Scene は、鳴っている音を指定した小節数ぶん録音し、Scenes の次の空きパッドに入れます。

送る

Send stack to Scenes は、スタックの 1 周分を次の空きパッドに入れます。Send stack to timeline は、1 周分をブロックとして選択中のトラックの最後に追加します。

12. Scenes

Scenes はパフォーマンスのためのページです。16 パッドのバンクが 4 つあり、各パッドに起動できる曲のセクションを入れておけます。

FX タブ

This pad(このパッド)または Everything(すべて)にかけるライブエフェクトです。フィルターの XY パッド、Hold エフェクト(ビートリピート、テープストップ、バックスピン、リバース、ダイブ、ミュート、ゲート)、キル付きの 3 バンド・アイソレーター、Character(ヴァイナル、ローファイ、エコー、レゾネーター、幅、スカッシュ)、そして間をフェードできる 2 つのスナップショットがあります。

Keys チップには、起動とエフェクト用のキーボードマップが表示されます。MIDI パッドコントローラーでは、C1 から上でパッドを演奏できます。

Let iPhone and iPad play this Mac をオンにすると、iPhone から Scenes を演奏できます(iPhoneを参照)。

13. Timeline

Timeline は、トラックとクリップを使ってソングをアレンジし、仕上げる場所です。

トラック

Add track では次のトラックを追加できます:Instrument、Drum、Audio、Stack(Stack を録音)、Scenes(Scenes を録音)、Video(音楽を付けるムービー)、Bus(グループ)。

クリップ

オーディオとテンポ

ソングツール

ルーラーでサイクル範囲(ドラッグ)と再生ヘッド(クリック)を設定します。マーカーとテンポチェンジはそれぞれ専用の行に追加します。Bars, markers and tempo では、小節の挿入や削除、ソング全体のトランスポーズ、再生ヘッド位置でのテンポ変更ができます。BLOCKS ストリップには iPhone から送られたソングのセクションが入っています。トラックにドラッグして使います。

14. ピアノロールとエディタ

クリップをダブルクリックするか、ループのピアノアイコンをクリックすると、Editor タブで編集できます。

15. ミキサー、エフェクト、プラグイン

Mixer タブには、ループごと(Timeline ではトラックごと)のチャンネルストリップに加え、キーボード、ドラム、クリック、マスターのストリップがあります。シェブロンをクリックすると、センド付きの大きなミキサーになります。

Audio Unit プラグイン

Add a plugin effect で、Mac にインストールされている Audio Unit エフェクトを任意のトラックやマスターに追加できます。プラグイン名をクリックするとそのウインドウが開くほか、設定をスライダーで表示することもできます。プリセットの保存と読み込み、オフへの切り替え、並べ替え、削除ができます。インストゥルメントプラグインは、インストゥルメントトラックのサウンドメニューから選びます。

16. Perform と Macros

Perform タブは、ライブ演奏に必要なものをカードにまとめて 1 画面に集めます。Stack ページでは、鍵盤のサウンド、Phrase、Strum、Record、Drums、ループの長さとテンポ、Stack モーフ、XY パッド、ループ。Scenes ページでは、起動、ビルドアップ、ドラム、録音、パッド。Timeline では、インストゥルメントトラックごとのカードが並びます。

Macros は 8 つのノブで、それぞれ任意のトラックやマスターから選んだ設定を、個別の範囲で動かせます。名前をダブルクリックすると変更できます。MIDI CC 20〜27 で操作できます。

17. MIDI と Mac のキーボード

Mac のキーボード

中段の文字キーでノートを演奏します。A が C、W が C♯ で、' まで続きます。Z / X でオクターブ、C / V でベロシティを変えます。Instruments、Perform、Editor のいずれかのタブを表示しているとき、録音待機中のインストゥルメントトラックを選択しているとき、またはインストゥルメントウインドウを開いているときに、キーでノートを演奏できます。

MIDI キーボードとコントローラー

つなぐだけで演奏できます。Instruments › Tuner & Input で、鍵盤が受信するチャンネル(すべて、または 1〜16)とドラムのチャンネル(デフォルトは 10)を選べます。Drum Machine ウインドウが前面にあるときは、すべてのノートでドラムが鳴ります。ピッチホイールは最大 4 半音ベンドし、モジュレーションホイールはビブラートとリバーブのスウェルを加えます。

ノブを右クリックすると、コントローラーのノブに割り当てられます。Macros は CC 20〜27 に対応します。Scenes ページでは、パッドコントローラーで C1 から上のパッドを演奏できます。

18. Guitar Rig、チューナー、ペダル

19. プロジェクト、iCloud、iPhone

File メニューから、MIDI ファイルを Stack(⇧⌘I)や Timeline(⌥⌘I)に、オーディオを Stack、Scenes、Timeline に読み込めます。

20. 書き出し

File › Export…(⌘B)で Timeline を書き出します。

Timeline が空の場合は、代わりに iPhone のソングを書き出します。

21. 設定と外観

22. 体験版とライセンス

無料体験版では、実際の使用時間 5 時間ぶん、すべての機能を使えます。カウントされるのは、アプリを開いて作業している時間だけです。体験版での書き出しは 1 分までで、MIDI の書き出しにはライセンスが必要です。体験版の開始にはインターネット接続が必要です。

購入すると、ライセンスキーがメールで届きます。Loopstack Pro › Licence… に入力して Activate をクリックしてください。再インストールは不要です。Licence ウインドウには、新しいバージョンがいつまで含まれるかが表示されます。

新しい Mac に移行するときは、先に Deactivate on this Mac… を実行してください。ライセンスの有無にかかわらず、プロジェクトは iCloud と iPhone に常に安全に保存されています。

23. キーボードショートカット

キー動作
Space再生/一時停止
Return停止
R録音
⇧R直前の演奏を残す(Keep what I just played)
⌘Kメトロノームのオン/オフ
⌘Z / ⇧⌘Z取り消す/やり直す
⌘D / ⌥⌘D複製/リンク付き複製
⌘E再生ヘッドの位置で分割
⌘B書き出し
⌘N / ⌥⌘S新規プロジェクト/バージョンを保存
⌥⌘K Y B EKeys、Synth、Drum Machine、Sampler の各ウインドウ
⌥⌘G T PGuitar Rig、Tuner & Input、Pedals
⌃⌘B / R / M下部パネル/録音カラム/中央のみ表示
A 〜 '、W 〜 Pノートを演奏
Z / X、C / Vオクターブ、ベロシティ
⇧⌘/すべてのキーコマンド